あなたにも出会うべくして出会う相手、赤い糸で引き合う相手がいます。そしてそこにはある一定の法則が働いているのです。
 ではいかなる法則によって私たちは人と出会い、そして別れるのでしょうか。私たちの周囲にいるカップルを見渡すことで、その法則を見つけ出すことができるのでしょうか。
 性格、容貌、家柄、生活レベル、などは二人が出会う決定的な要素とは思えない。性格の似た二人もいれば、相反する性格をもつ二人もいる。家柄が違っても惹かれ合う二人もいる。そうやってひとつひとつを検討していけば、人が思い浮かべることができるすべての条件は、どれも法則性などもっていないことが分かります。
 しかし人と人との出会いにはある一定の法則が働いており、それはすべての人に例外なく当てはまります。そしてこの法則は、目で見えるもの、耳に聞こえるものの範囲でとらることのできない人知を超えたところに存在するのです。
 人知を超えた法則、それは、「類の法則」です。「類は友を呼ぶ」の諺が示すように、人が出会い、深い交流をもつ相手とは、自分と瓜二つの人なのです。だからこう言うことができます。あなたが出会う人とは鏡に映ったあなた自身ですと。
 鏡に映し出されるものは、普段は目にすることのできない、あなたがもっているエネルギー、つまり「思い」の状態です。
磁石と磁石が引き合うかのように、あなたはあなたと似た思いをもつ人と、どこかで巡り会い、深い関係をもつことになります。反対に思いの状態が異なる人とは、磁石が反発しあうかのように、自然に遠ざかることになります。
 人と人との出会いは、このあまりにも単純な法則によって決まってくるものなのです。私たちがよく聞かされてきた「縁のある・なし」は、この類の法則によって導き出された結果にすぎません。
 二人の間に芽生える恋愛感情もまた、「思い」が磁石の役目を果たすことになります。あなたが相思相愛になった相手とは、あなたと似た思いをもっている人に他なりません。それが出会いにおける必然の法則です。
 私たちは得てして出会いについて愚痴をこぼすことがあります。昔ひどい人につかまって、散々な目にあった。今度こそと思って尽くしていたところ、結局は同じようにひどい人だったという話はよく耳にします。
 しかしその人が単に不運だったと同情するわけにはいかない。恋した相手がたいした人でなかったならば、その本人もまた同じような評価しかされない人間にすぎないことを示しているからです。人格のレベルを指しているのではありません。エネルギー体(思い)のレベルが似通っていることのほうが、より重要な影響力をもっているのです。

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