同じ屋根の下に暮らしていれば、夫婦で喧嘩をすることも少なからずあることでしょう。つい相手の欠点を指摘し責めることもありますが、どんなに腹が立って怒り心頭に発しても、大切に思う人の欠点に言及することはやめたほうが良いですね。
その欠点が肉体的なものであったり、親きょうだいや、挙げ句の果てに親戚にまで及ぶこともあります。つい口喧嘩が高じて、もののはずみで言ってしまうこともありますが、そうなると、言われたほうもカッとなって相手の欠点を責め始め、その結果、口喧嘩が抜き差しならぬところまで発展してしまいます。
たとえ口喧嘩や口論で相手をギャフンと言わせたり、勝ったとしても、少しも利益にはなりません。時間とエネルギーを浪費して、双方ともに傷つき、精神的に満たされない思いが残るだけです。
ほとんどの人は劣等感を持っています。自分ではそれをよく分かっていても、自分以外の人からその欠点を突かれると、その人は本能的に自分を守ろうとします。特に肉体上のハンデや、容貌のこと、能力のこと、親やきょうだいについて何かを言われた場合には、必死になってその攻撃から身を守ろうとし、それを突いてきた相手に対して我を忘れて怒り、当然相手の最も弱いところを攻撃することになります。
こうして、ますます喧嘩が本格的になりエスカレートしてしまいます。
もともと大したことが原因でなく始まった喧嘩なのに、双方がここまで傷つき、ヘトヘトになってしまうのですね。

夫婦は、お互いに相手が一番この世の中で大切な人のはずです。常にその気持ちを忘れないようにしてほしいのです。

そのために、相手を大切で、ありがたい存在だという気持ちを、一日一度でも口に出して言うようにしてみてください。
悩みの多いこの世の中で、ただ単に疲れている、イライラしているというだけのことで、大切な者どうしである夫婦が喧嘩をして傷つけ合う必要など、まったくないのです。
まず家庭から悩みを消すこと、そして家庭が最高の憩いの場所であるように夫婦が協力しあうことです。
そうすれば、その憩いの場である家庭が苦労やイライラする心を和らげ、悩みを解消する大きな力になるはずです。
それには、まず家庭から悩みを消すこと、夫婦がお互い尊重し合い、その気持ちをいつも忘れないようにすること。そして、さらに毎日声を出して相手に感謝の気持ちを伝えることが大切です。

男性の皆さんも、家に入る前に靴を脱ぎますね。外の汚れたものは家の中へ持って入らないように気をつけていますね。
それと同じように、目には見えない外の嫌なことは靴と一緒に取り去り、家の中に持って入らないようにすることです。
そして、家庭を懸命に守ってくれている奥さんに心を込めて「ただいま!」と言ってみてください。

女性の皆さん、家の中を心休まる温かい場所にするよう努めてください。
皆さんが心を込めて、美しく、心安まるようにした場所に、夫は汚れを持ち込もうとはしないはずです。
そして、夫が帰ってきた時、感謝の気持ちを込めて「おかえりなさい。今日も一日ご苦労さま」と言って笑顔で迎えてあげてください。

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