この世にはさまざまな結婚の形があります。五千組の夫婦がいたならば、五千通りの結婚の形・物語があることでしょう。しかし、大きく分類したならば、二つに分けることができます。それは生涯を通じ、「この人と結婚して良かった」と肚の底から「最高に幸せです」と言える結婚生活と、「この人とは結婚するのではなかった」と後悔するばかりの不幸な結婚生活です。
生活が豊かであるか否かは関係ありません。大切なのはその人と一緒にいて、最高か最高でないかということです。幸せのバロメーターを、外部に求める必要はありません。自らの心の奥底深くに正直に問いただしてみてください。
そうしたとき、果たして何組の夫婦が「最高です」と答えることができるでしょうか。いじめ、非行、登校拒否など、家庭のあり方が子供に大きな影響を与えている今日の社会問題を見ていると、理想とは程遠い夫婦がいかに多いことか一目瞭然です。病んでいる家庭の原因のほとんどは、夫婦の在り方にあるといえます。それは取りも直さず、赤い糸で結ばれている夫婦が少ないことを意味しています。
独身の女性から寄せられ質問に多いのが「幸せな結婚をし、最高の家庭を築くためには、どうすればいいのでしょうか」という趣旨の質問でした。
そのとき、私はつねにこう答えるようにしています。
「幸せになるには、ただ一つのことを守ってください。それは、あなたにとっての赤い糸の相手と出会い、その人と結ばれることです」
最高の今を分かち合える夫婦の条件とは、実にその一点に尽きます。赤い糸の相手とは、あなたにとって絶対無二のふさわしい人なのです。その人以外に、ともに真の幸福をつかめる人はあなたにはいません。
赤い糸で結ばれていることがわかっても、その人を愛することができなかったらどうしようなどと心配する必要はまったくありません。男と女には目には見えない糸がついており、その糸と糸が結び付くべき相手を知っていて、引き合うからこそ赤い糸なのです。引き合うとはつまり、心底深く互いに惹かれあうこと、愛し合うことを意味しています。打算なしに、その人をあなたは愛するようになります。相手もあなたを必ず愛してくれます。そこには時のへだたりに色あせない真実の愛が育つことになります。
そういう理想的な相手が、この地上にそう何人もいるわけがありません。常識的に考えると、そんな人と巡り会うことができたならまさに奇蹟です。ところが決して不可能ではないのです。むしろ人は最愛の人と巡り会い、愛し合うように生まれついています。そのために、赤い糸があります。赤い糸の人であれば、永久に変わらない愛情を交わし、幸せをつかむことができるのです。
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